何のための多読?すぐれた多読学習材とは?
-知的好奇心を刺激する多読学習材をめざして-

2020年11月8日に公開パネルディスカッション「何のための多読?すぐれた多読学習材とは?-知的好奇心を刺激する多読学習材をめざして-」を行いました。当日は、249名というたくさんの方がご参加くださいました。そのときの様子を公開します。

パネルディスカッションで話した人は、奥野由紀子さん(東京都立大学)、佐々木瑞枝さん(武蔵野大学名誉教授)、西口光一さん(大阪大学)、松田真希子さん(金沢大学)、門倉正美さん(横浜国立大学名誉教授)、佐々木良造さん(静岡大学)、吉川達(佐賀大学)です。

パネルディスカッションは、このウェブサイトの読み物「現代社会再考」の試作ができたときに、「現代社会再考」を書いたメンバーがそれまでの過程を振り返るために行いました。話題は多読のことだけでなく、読み物を作ること、学習者に求める読む力のこと、Language Learner’s Literatureのこと、イラストのことなど、いろいろな方向に広がりました。当日は、チャット機能を使って一般参加者がいつでも質問やコメントを書き込めるようにしました。そのため、参加者の方々からも多くのご意見やご質問をいただきました。それを話題として取り上げながら、ディスカッションを進めました。

現代社会再考」の読み物と「公開パネルディスカッション QA」というページを見ながら、ディスカッションの様子を見ると、もっとわかりやすいと思います。

 ・書いた人の紹介

 ・パネルディスカッションの説明

 ・書いた人からの作品の紹介

 ディスカッション

 ・オーサーシップ

 ・作品の教材っぽさ

 ・公刊されている一般書籍との違い

 ・日本語教師が自分で読み物を作ること

 ・Language Learner’s Literature

 ディスカッション

 ・多読の先に目指すもの

 ・教師が読ませたいもの、学習者が読みたいもの

 ・多読と読解の違い

 ディスカッション

 ・「現代社会再考」の意図

 ・学習者の反応

 ・ウェブサイト「たどくのひろば」と「現代社会再考」の対象者

 ・わかりやすい日本語

 ・イラストや写真の役割

 ・チャットにあった質問で、当日扱えなかったもの

 ・事後アンケートからの質問